天皇 | 年号 | 西暦 | 事 項 |
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仁明 | 承知12 | 845 | 6月25日 菅原道真公 京都菅原院で誕生されました。 |
文徳 | 斎衡2 | 855 | 道真公、初めて漢詩を作られた(11歳) 月夜見梅花 月夜に梅花を見る 月輝如晴雪 月の輝きは晴れたる雪の如し 梅花似照星 梅花は照れる星に似たり 可憐金鏡轉 憐れむべし金鏡転じ 庭上玉房馨 庭上に玉房の馨れるを |
清和 | 貞観4 | 862 | 文章生となる。(18歳) |
〃 | 貞観9 | 867 | 文章得業生となる(23歳) |
〃 | 貞観12 | 870 | 方略試に合格、 正六位上に叙される(26歳) |
〃 | 貞観16 | 874 | 従五位下に叙され、兵部少輔に任ぜられる(30歳) |
陽成 | 貞観19 | 877 | 式部少輔に任ぜられる、この年改元(元慶元年)文章博士となる(33歳) |
〃 | 元慶4 | 880 | 父菅原是善没 |
光孝 | 仁和2 | 886 | 讃岐守となり、讃岐国へ赴任する(42歳) |
宇多 | 寛平6 | 894 | 遣唐使に任命される。自ら遣唐使の停止を進言(50歳) |
醍醐 | 寛平9 | 897 | 権大納言、右近衛大将に任ぜられる(53歳) |
〃 | 昌泰2 | 899 | 右大臣に任ぜられる(55歳) |
〃 | 延喜元 | 901 | 1月25日太宰権帥に左遷されることになる。(57歳) 道真公が都を去るその直前に自邸の紅梅殿で「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ」という歌をお詠みなり、一夜のうちにその梅が大宰府へ飛 んだといわれているのが飛梅の伝説です。 9月10日に大宰府でお詠みになられた漢詩には 道真公が天皇より賜った御衣を捧げ持って涙され、比類稀なる忠臣・恋闕の情が 良くわかります。 去年今夜侍清涼 去年の今夜 清涼に侍す 秋思詩篇独断腸 秋思の詩篇 独り断腸 恩賜御衣今在是 恩賜の御衣は今是に在り 捧持毎日拝餘香 捧持して毎日余香を拝す |
〃 | 延喜3 | 903 | 2月25日道真公、大宰府にて没す(59歳) |